2009年01月04日

Goodbye Yellow Magic Submarine (01)

Part ONE : BOYS AND GIRLS (ボーイズ・アンド・ガールズ)


 たくさんの男と女が−−−いいや、もっと目を凝らしてみれば、それが大勢の15・6歳の少年・少女たちであることにすぐ気付くはずだ−−−彼らのところよりすこし高くなった場所にいる少数の男共に向かって手を差し伸ばしながら、自分たちではどうにも抑えることができない激しいたて振れを続けている。
 もっとよく、彼らをみつめ続けていると、その可笑しなたて振れは、なにか踊りのようなものであることに気付くだろう。そう、彼らは踊っている。たくさんの少年・少女たちは、震える手を男共に向かって差し伸ばしながら、自分ではどんなにしても抑えることのできない激しいたて振れを続け、彼らは、確かに、踊っている。
 彼らの踊りは、実に奇妙なもので、いってみれば、不意に襲った手足の硬直をそのままの状態に保ちながら、体中のいたるところから生じる痙攣のため制御することのできない激しいたて振れを続けなくてはならない、といったところだ。奇妙に揺れ続けるたくさんの頭たち。不気味なたて振れは続き、少年・少女たちは踊る。踊りつづける。
 踊るたくさんの少年・少女たちは、口々に何かを叫び、あるいは呟いている様子なのだけれども、彼らのおかれているところよりすこし高くなった場所にいるあの少数の男共のつくりだす大きな音に邪魔されて、それは聴き取れない。
 確かに、彼らは口々になにかを叫び、あるいは呟きながら踊り続けている様子なのだけれども、それは届かない。

To be continued.



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posted by mac326 at 06:58| Comment(0) | GYMS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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